interview with 青瀬ひろき

 

ーーー先ずは通算200ステージおめでとうございます。

有難う御座います。これもひとえに、支えてくれて来たさまざまな人達のおかげでございます。

ーーー早速お話を聞いていきたいんですが

はい。

ーー今回の公演で通算200ステージ&20回公演ということですが。

はい。これもひとえに(略)

ーーー「20回」「200回」も劇団にとってはかなりのイベントだと思うんです。それなのに今回はなぜオリジナル台本ではなく既成の台本である「さよならノーチラス号」にしたんですか?

劇団員やいつも応援してくれる方たちからオリジナルをやってほしいという声は確かにありました。それでも「ノーチラス」に決めたのは原点に帰りたいという強い想いがあったからです。

ーー原点ですか?

そうです。20回という公演回数は言ってしまえば年に4本の舞台を打っていれば5年で勝手に達成されるものですし正直、回数自体にはあまり意味はないとさえ思っています。200回という数字もそうです。ですので、あくまで20回と200回のアニバーサリーは“打ってきた僕達に”ではなく“これまで打たせてくれた全ての存在に”という意味の感謝イベントなのです。

ーーーあまり嬉しく無いように聞こえますね笑

そんなことありませんよ!(笑)誰よりも嬉しい自信が有ります!200回の公演、その全てに立ったのも今や僕一人だけになってしまいましたし。あ、でも「僕が1番」は嘘かもしれません。

ーーーというと?

現状、トイボが劇団として劇団員に何かしてあげられることはあまり有りません。むしろ劇団の為に己の生活を削ることばかりです。それでも、この劇団を見捨てずこうしてまた公演を重ねられるのは彼等の『トイボ愛』があればこそです。

ーーーそんな彼等だからこそ、200回という回数の喜びも一入だろうと。

はい。その通りです。

ーーーなるほど。話がずれてしまいました。「原点に帰りたい」ということでしたがそれは一体どういう事なのでしょう。

深い意味はありません。

ーーーないんですか?笑

はい笑 本当に単純に原点に帰りたいなぁと思っただけなんです。僕に演劇の素晴らしさをおしえてくれたのは学生時代に出会った「キャラメルボックス」さんという劇団でした。「ノーチラス」はそこで脚本と演出を担当される成井豊さんという方の子どもの頃の話をもとにしてつくられているんです。誰でも最初は子どもです。どんな大人にも【子どもであった】という原点決して消えません。僕らも20回公演を重ねてきました。人も変わり、中には夢を諦めてしまった者もいます。それでも僕たちが確かにそこで舞台を打っていた、その事実だけはこれから何回公演を重ねても変わらないのです。

 

 

こんなもんでどうでしょうか?

ーーって嘘なんですか?笑 

 

違いますよ。ちょっと照れやさんなだけなんです。